本日も順調に誤作動中

ASD.1980年生まれ東京都在住。

グレーゾーンアスペルガーまとめ

・グレーゾーンはやたらと気が利いてしまう。
通常のアスペ本には、「気が利かない」「空気が読めない」といった特徴が書かれている。
しかしグレーゾーンアスペは、見捨てられ不安、人から嫌われる恐怖に苛まれており、
常に顔色を読んでいる。器用な人より気が利いてコミュニケーションが取れてしまう。
しかし、快適でない。常に緊張、フル回転、高い緊張状態。まじめで、責任感が高く、評価落としたくない。自分を押し込めて、犠牲的な振る舞いをする。

・グレーは優秀さゆえに理解されにくい
アスペは困った人という世間のイメージがあるが、グレーゾーンゆえに優秀な人もいる。そのため、グレーは周りから理解されにくい。

・グレーはグレーゆえにアスペ本を読んでも混乱する
自分は何か生きにくいということで原因を探すうちに、「自分はひょっとしてアスペではない
か?」と思って、アスペ本を読むが、当てはまる部分もあるが、当てはまらない部分も多々あるため、ぴったりとこれだ!と思うことがない。
そのため、「アスペではないのかもしれない。とか、やっぱり自分の思い違いなのかもしれない。自分がうまくいかないことを病気を理由にして、努力不足であることに蓋をして自己正当化しようとしているだけの卑怯な人間だ」と自分を責めたりする。

・間違った方向への一生懸命努力をして、疲弊する
結局、生きづらいのは自分の努力不足が原因だという精神論に舞い戻り、症状改善する方向とは違う方向に努力する。無駄な努力をして、疲弊する。俺はこれだけ頑張っているのに、なんで結果が出ないんだと、自分を恨む。

グレーは対人不安を感じる、いつも緊張を感じる、突然のことに動揺する。
予定していたことが無くなると、「見捨てられるのではないか」と恐怖を感じる。
さっきまで仲良く話していたのに、別れると「もう会ってくれないんじゃないか」と感じる。

いつも不安や恐怖を抱え、体が無意識に緊張しているのだが、
グレーはある出来事があった時に、不安や恐怖を感じたという話し方をする。
その時に感じた恐怖や不安は、健常者以上に不安や恐怖を感じてストレスとなり、いつまでもその嫌な記憶が脳に残り続け消耗してしまうわけだが、グレーはその不安を上手く伝えられることができず、一部しか話さない。

そのため、それを聞いた健常者は、「そんなことみんなよくあることだよ」
「あなたがアスペだったら、みんなアスペってことになるよ」と切り捨てて、グレーのつらい経験をグレー特有の不安であることを理解できない。それどころか、そんなことだけで、自分をグレーだとか思う必要ないよ、気にしなくていいよと言う。

そう言われて、分かってもらえないつらさをさらに味わったり、やっぱり自分が気にしすぎなんだと自分を責める。

「それくらい普通のことだよ気にしすぎだよ」と一般の人が思って流せることが、
脳の中でいつまでも残り続けて、以後もふとしたときに嫌な経験がフラッシュバックしてよみがえり、気にしないようにしたいのに、それをすることができない。